カナダでワーキングホリデー(ワーホリ)をするなら、まず候補に上がるのはバンクーバーやトロントといった大都市ではないでしょうか?しかし最近、 「ビクトリア」をワーホリ先に選ぶ人が増えている んです。
ビクトリアはカナダ西部のブリティッシュ・コロンビア州(BC州)の州都であり、バンクーバー島の南端に位置する都市。都市の規模はバンクーバーやトロントほど大きくはないものの、 「温暖な気候」「治安の良さ」「英語環境」「ワーホリ向けの仕事の多さ」 などの理由から、今注目されています。
では、なぜ今ビクトリアが人気なのか?その理由を詳しく解説していきます。
この記事を書いた人
そもそもビクトリアってどこ?


ビクトリアは、カナダ西海岸に位置するブリティッシュコロンビア州(BC州)の州都 です。
- カナダの主要都市・バンクーバーから南西に位置する
- バンクーバー島の南端にあり、周囲は海に囲まれている
- フェリーで約1.5〜2時間、飛行機なら約30分でバンクーバーにアクセス可能
「カナダの州都」といえばトロントやバンクーバーを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、BC州の州都は実はビクトリア!
とはいえ、バンクーバーほどの大都市ではなく、どちらかというと 落ち着いた雰囲気のコンパクトな街 です。
また、海に囲まれた島に位置しているため、自然が豊かでのんびりした環境 が特徴的。都市の喧騒から少し離れて、落ち着いたカナダ生活を送りたい人に向いています。
カナダワーホリでビクトリアが人気な理由
気候が温暖で過ごしやすい

カナダと聞くと「冬は極寒」というイメージがありますが、 ビクトリアはカナダの中でも最も温暖な都市のひとつ です。
- 冬でも氷点下になりにくい → 平均気温は 5〜10℃ で、バンクーバーよりも少し暖かい。トロントやモントリオールのようにマイナス20℃以下になることはなく、雪もほとんど降らない。
- 夏はカラッと涼しく快適 → 平均気温は 20〜25℃ で、日本のような湿気がなく、過ごしやすい。
- 雨は冬に多めだが、雪はほぼ降らない → 冬の間は雨が多いものの、雪かきや極寒対策をする必要がないため、生活がしやすい。
カナダワーホリでは 冬の寒さが想像以上に厳しい ことがよくありますが、ビクトリアならそこまで寒さを気にせず快適に過ごせます。「寒いのが苦手…」という人には特におすすめの都市です。
治安が良く、落ち着いた環境

ビクトリアは カナダの中でも治安が良い とされる都市のひとつです。特に、バンクーバーやトロントなどの大都市と比べると、 犯罪発生率が低く、安心して暮らせる 環境が整っています。
- 犯罪率が低い → バンクーバーでは一部の地域(ダウンタウン・イーストサイドなど)で治安の悪化が問題視されていますが、ビクトリアはそうしたエリアがほとんどない。
- 住民の多くがファミリー層やシニア層 → 住宅街が多く、落ち着いた雰囲気。夜間でも比較的安心して歩ける。
- ストレスが少なく、のんびりした生活ができる → 大都市のような騒がしさがなく、自然も豊かでリラックスできる環境。
海外生活では「安全な場所に住む」ことがとても重要です。特に、 英語環境を求めつつも安心して暮らしたい人には、ビクトリアは最適な選択肢 となります。
日本人が少なく、英語環境がある

カナダワーホリをする人の中には 「せっかく海外に行くのだから、英語環境で過ごしたい!」 と思っている人も多いはず。しかし、バンクーバーやトロントのような大都市では 日本人コミュニティが非常に大きく、つい日本語ばかり話してしまう ということも少なくありません。
その点、 ビクトリアは日本人ワーホリが比較的少なく、英語環境が整っている ため、しっかりと英語を学びたい人にとっては理想的な都市です。
- 語学学校でも英語を話す機会が多い → バンクーバーの語学学校では日本人が多すぎて、クラス内で日本語ばかり話してしまうことも。ビクトリアの学校なら、日本人が少なく英語を使う機会が増える。
- アルバイトでも英語を使う環境が多い → レストランやカフェ、ホテルの仕事でも、地元のカナダ人と一緒に働く機会が多い。
- 日本人コミュニティは小さめ → 必要なときには日本人同士で助け合えるが、依存しすぎることなく英語を伸ばせる環境。
「ワーホリに行ったのに、日本人の友達ばかりと過ごして英語が上達しなかった…」という後悔をしたくないなら、ビクトリアはおすすめの都市です。
日本人ワーホリのコミュニティもあるので安心

「日本人が少ない」とはいえ、ゼロではありません。実際には、ビクトリアにもワーホリや留学生の日本人は一定数おり、日本人向けの情報共有の場もあります。
- FacebookやLINEの日本人コミュニティ → ワーホリ向けの仕事情報やシェアハウス情報などを手に入れやすい。
- 日本人経営のカフェやレストラン → 英語に自信がない人でも、最初は日本人オーナーのお店で働くことも可能。
- 困ったときに助けを求められる環境 → いざという時に頼れる仲間がいるのは安心。
「英語環境で頑張りたいけど、完全に日本人がいないのは不安…」という人にとって、 ちょうどいいバランス の街と言えます。
バンクーバーに近く、アクセスが良い

ビクトリアはバンクーバー島にありますが、 バンクーバーまでのアクセスが良く、都会に行きたくなったらすぐに移動できる というメリットもあります。
- フェリーで約1.5〜2時間 → ビクトリアとバンクーバーを結ぶフェリーが頻繁に運行。
- 飛行機なら30分でバンクーバーへ → バンクーバー国際空港への直行便もあり。
- 都会と自然の両方を楽しめる → 普段はビクトリアで落ち着いた生活をしつつ、週末にバンクーバーへ遊びに行くことも可能。
ワーホリ中に都会の刺激も欲しい人にとって、 「田舎すぎず、都会にも行きやすい」 というのは大きな魅力です。
ビクトリアでワーホリする際の注意点
家賃がやや高め

ビクトリアはカナダの中でも 生活費が高め の都市の一つです。特に、家賃(シェアハウス代)が高い ことがデメリットとして挙げられます。
- ワーホリ向けのシェアハウスの家賃相場
- 個室:月$900〜$1,500(約10〜17万円)
- ルームシェア:月$700〜$1,000(約8〜12万円)
- バンクーバーよりは若干安いが、地方都市に比べると高め
人気のあるエリアやダウンタウン近くでは家賃が特に高くなるため、コストを抑えたい場合は 郊外に住む、ルームシェアをする、仕事先に近い場所を選ぶ などの工夫が必要です。
都会の刺激が少ない

ビクトリアは「穏やかな街」ではありますが、逆に言うと 「都会の刺激が少ない」 という点は人によってデメリットになり得ます。
- ナイトライフ(夜遊びスポット)が少ない → クラブやバーの数は限られており、都会のような活気を求める人には物足りない。
- エンタメやショッピングの選択肢が少ない → トロントやバンクーバーのように、大規模なショッピングモールやイベントが豊富なわけではない。
- 「ワーホリ=ガッツリ遊びたい!」という人には不向き → 落ち着いた環境で暮らしたい人には合うが、エネルギッシュに遊びたい人には物足りなく感じることも。
「都会の賑やかさが欲しくなったら、バンクーバーへ行く」 という選択肢を考えると良いでしょう。
求人は季節によって変動する

ビクトリアは観光業が盛んな都市なので、求人の多さが季節によって大きく変わる という特徴があります。
- 春〜夏(観光シーズン):仕事が多い!
- ホテル、レストラン、カフェ、観光業の求人が増える
- 観光客向けのサービス業が活発になり、時給も上がることがある
- 秋〜冬(オフシーズン):仕事が減る…
- 観光業が落ち着き、レストランやカフェのシフトが減ることも
- 仕事探しが難しくなるため、事前にある程度の資金を準備しておくのがベター
そのため、できるだけ春〜夏に渡航して仕事を確保するのがおすすめ です。特に、ビクトリアはワーホリビザだけでなく Co-op(コープ)留学 などの学生ビザで働く人もいるため、競争率が高くなる可能性もあります。
まとめ|ビクトリアは英語環境を求めるワーホリに最適!

こんな人におすすめ!
- 寒さが苦手で、カナダの中でも温暖な場所で過ごしたい
- 治安が良く、落ち着いた環境で暮らしたい
- 日本人が少ない場所で、英語をしっかり学びたい
- バンクーバーにもアクセスしやすい場所が良い
- カフェやホテルなどのワーホリ向けの仕事を探している
ビクトリアは、「英語をしっかり学びたい」「安全で落ち着いた環境で暮らしたい」「自然が好き」 という人にぴったりのワーホリ先です。
バンクーバーやトロントのような大都市と比べると知名度は低いかもしれませんが、ワーホリでの成長を重視するなら、ビクトリアは非常に魅力的な選択肢となるでしょう!
以下の記事でカナダワーホリでおすすめの他の都市を紹介しています!
コメント