カナダはワーキングホリデー(ワーホリ)の人気国の一つで、多くの日本人が英語力向上や海外生活を経験するために訪れます。
しかし、カナダは広大な国で、どの都市を選ぶかによって生活環境や英語の学びやすさが大きく変わります。
特に英語初心者にとっては、英語を学びやすい環境が整っている都市を選ぶことが重要です。
この記事では、カナダワーホリの都市選びのポイントと、英語初心者におすすめの都市5選を紹介します!
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カナダワーホリの都市選びのポイント
英語環境の充実度(日本人の多さ)

カナダには日本人が多く住んでいる都市もあり、日本人コミュニティが発達している場所では安心感があります。しかし、日本語を使う機会が多くなると、英語を話す機会が減り、上達が遅れることも…。
ポイント
- 英語をしっかり学びたいなら、日本人が比較的少ない都市を選ぶのがおすすめ
- 日本人が多い都市(バンクーバー・トロント)でも、意識的に英語環境を作ることが大事
- 英語初心者でも、英語を話す機会が多い都市の方が成長しやすい
都市ごとの日本人の多さ(目安)
- 多い:バンクーバー、トロント
- やや多い:モントリオール、カルガリー
- 少なめ:ビクトリア
英語環境を優先したいなら、日本人が少なめの都市を選ぶか、日本人コミュニティに頼りすぎないように意識しましょう!
仕事の見つけやすさ(求人の多さ)

ワーホリでは現地で仕事を探すことになります。都市によって求人数や職種が異なるため、働きやすい場所を選ぶことが大切です。
仕事を見つけやすい都市の特徴
- 観光業・飲食業が盛んな都市(バンクーバー・トロント・ビクトリア)→ 飲食・ホテル業の求人が多い
- 経済が発展している都市(トロント・カルガリー)→ 仕事の選択肢が豊富
- 英語初心者でも働きやすい都市 → 日本食レストラン、カフェ、清掃業などの求人がある
仕事を探しやすい都市ランキング(この5都市内)
- トロント(カナダ最大の都市、求人多数)
- バンクーバー(観光業が盛ん、日本人向けの仕事も多い)
- カルガリー(経済が好調、時給も高め)
ビクトリアは大都市に比べて求人の選択肢は少なめですが、観光業やサービス業の仕事が中心で、英語を使う機会が多いのが魅力です。
生活費の安さ(物価・家賃)

カナダは都市によって生活費が大きく異なります。特に家賃は都市ごとに大きな差があるため、予算を考えて選ぶことが重要です。
家賃が高い都市(1ベッドルームの家賃目安)
- バンクーバー:$2,522(約27万円)
- トロント:$2,353(約25万円)
- ビクトリア:$2,083(約22万円)
家賃が安い都市
- モントリオール:$1,729(約18万円)
- カルガリー:$1,600(約17万円)
- 物価の高い都市では、シェアハウスを活用するのが一般的
- 生活費を抑えたいなら、モントリオールやカルガリーがおすすめ!
家賃の目安はRentals.caが発表しているRent Reportを参考にしています。(2025年1月)
気候(寒さ・住みやすさ)

カナダは冬が厳しい国ですが、都市によって気候は大きく異なります。寒さが苦手な人は、比較的温暖な都市を選ぶのがおすすめ!
比較的温暖な都市(冬の最低気温の目安)
- バンクーバー:0℃~5℃(雪が少なく、日本の冬に近い)
- ビクトリア:2℃~8℃(カナダで最も温暖な都市)
寒さが厳しい都市(冬の最低気温の目安)
- トロント:-10℃~-15℃(寒さは厳しいが都市機能は充実)
- カルガリー:-15℃前後(寒いが「チヌーク」と呼ばれる暖気がある)
- モントリオール:-20℃前後(かなり寒い)
寒さが苦手な人はバンクーバーやビクトリアがおすすめ!
交通の便(移動のしやすさ)

ワーホリでは仕事探しや日常生活での移動が多くなるため、交通の便も重要なポイントです。
公共交通機関が発達している都市
- トロント(地下鉄・バス・ストリートカーが充実)
- バンクーバー(スカイトレインが便利)
- モントリオール(地下鉄があり便利)
車があると便利な都市
- カルガリー・ビクトリア → 車があると移動しやすいが、中心部ならバス移動も可能
車がなくても生活しやすい都市を選ぶと、仕事探しや買い物が便利!
英語初心者におすすめのカナダの都市5選
バンクーバー(Vancouver)【英語初心者が最も住みやすい都市】

特徴
- カナダ西海岸に位置し、比較的温暖な気候(冬でも0℃前後、雪は少なめ)
- 観光業・飲食業が盛んで、ワーホリ向けの仕事が豊富
- 日本人コミュニティが多く、初めての海外生活でも安心
- 公共交通機関(スカイトレイン・バス)が充実しており移動が便利
英語初心者におすすめの理由
バンクーバーには語学学校が多く、英語を学ぶ環境が整っています。また、観光客向けの仕事(ホテル・カフェ・レストランなど)も多く、働きながら英語を実践的に学びやすいのが魅力です。
英語初心者でも、日本人経営のカフェやレストランで働きながら英語力を伸ばすことができます。
注意点
- 物価が高い! 特に家賃はカナダでもトップクラスに高く、シェアハウスでも月$1,200以上が一般的。
- 日本人が多いため、意識的に英語を使わないと、つい日本語環境に依存してしまう可能性も。
こんな人におすすめ!
✔ 初めての海外生活で不安がある人
✔ 仕事をしながら英語を学びたい人
✔ 都会の便利な環境で生活したい人
トロント(Toronto)【多文化都市で英語を学ぶのに最適】

特徴
- カナダ最大の都市で、世界中から移民が集まる多文化都市
- 仕事の選択肢が多く、英語を使う機会が豊富
- 公共交通機関(地下鉄・バス・ストリートカー)が発達していて便利
- ニューヨークにも近く、旅行もしやすい
英語初心者におすすめの理由
トロントには移民が多く、ネイティブスピーカーだけでなく、英語を第二言語として話す人が多いのが特徴です。そのため、初心者にも聞き取りやすい英語が使われることが多く、英語を学びやすい環境があります。
また、飲食業だけでなくオフィスワークの仕事も見つかる可能性があるので、英語レベルが上がればより良い仕事に挑戦できるのも魅力です。
注意点
- 冬が寒い! 1月・2月は-10℃以下になることもあり、雪が多い。
- 生活費は高め(家賃はバンクーバーと同じくらい高い)
こんな人におすすめ!
✔ いろいろな国の人と交流しながら英語を学びたい人
✔ 仕事の選択肢を増やしたい人
✔ 都会での生活を楽しみたい人
ビクトリア(Victoria)【落ち着いた環境で英語を学べる】

特徴
- バンクーバーからフェリーで約1.5時間の距離にある、自然豊かな都市
- カナダで最も温暖な気候(冬でも0~8℃)
- バンクーバーよりも家賃が安く、生活費が抑えられる
- 日本人が比較的少なく、英語を使う機会が多い
英語初心者におすすめの理由
ビクトリアは英語ネイティブが多く、日本人が少ないため、英語をしっかり学びたい人に最適な環境です。
バンクーバーほど賑やかではないので、落ち着いて英語の勉強に集中したい人にも向いています。
注意点
- 都会ではないので、刺激が少ない(ショッピングやナイトライフは少なめ)
- 仕事の選択肢が少なめ(観光業や飲食業中心)
こんな人におすすめ!
✔ 落ち着いた環境で英語を学びたい人
✔ 温暖な気候の街に住みたい人
✔ 物価を抑えながら生活したい人
モントリオール(Montreal)【フランス語と英語が共存する国際都市】

特徴
- フランス語圏だが、英語も通じるバイリンガルな街
- 物価・家賃が安く、コスパが良い
- 文化・芸術が発展しており、イベントが豊富
英語初心者におすすめの理由
モントリオールはカナダ第二の都市であり、フランス語圏ですが、多くの人が英語も話せるため、英語初心者にも安心です。
また、家賃がトロントやバンクーバーよりも安く、低コストで生活しながら英語を学べるのが魅力。
注意点
- フランス語の影響が強いので、英語だけでは仕事の選択肢が限られる場合も
- 冬は極寒(-20℃以下になることも)
こんな人におすすめ!
✔ 低コストでワーホリをしたい人
✔ 英語とフランス語、両方に興味がある人
✔ 文化的な都市に住みたい人
カルガリー(Calgary)【コスパ最強!生活費が安く、仕事も豊富】

特徴
- 家賃・物価が安く、生活コストを抑えられる
- 石油産業が盛んで、仕事のチャンスが多い
- 冬は寒いが、晴れの日が多く過ごしやすい
英語初心者におすすめの理由
カナダの中では比較的英語の訛りが少なく、英語初心者にも聞き取りやすいとされています。
また、生活費が安いため、ワーホリ資金を節約しながら働けるのもメリット。
注意点
- 冬の寒さが厳しく、-30℃になることもある
こんな人におすすめ!
✔ 生活費を抑えながらワーホリをしたい人
✔ 英語をしっかり学びたい人
まとめ|英語初心者は自分に合った都市を選ぶのが大切

- 英語を伸ばしたいなら → ビクトリア(日本人が少ない)
- 仕事を優先したいなら → トロント・バンクーバー(求人が多い)
- 生活費を抑えたいなら → モントリオール・(家賃が安い)
- 寒さが苦手なら → バンクーバー・ビクトリア(冬が温暖)
- 交通の便を重視するなら → トロント・バンクーバー(公共交通機関が発達)
ワーホリの都市選びは、自分の目的に合わせて決めるのが大切です。英語力向上、仕事、生活費、気候などのバランスを考えながら、自分に合った都市を選びましょう!
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